介護資格が取れる?介護職を目指すための職業訓練校の制度と活用法を解説

職業訓練校

介護資格が取れる?介護職を目指すための職業訓練校の制度と活用法を解説

近年、人材の需要が高まり続けている介護業界。未経験から介護職を目指したいと考えている方にとって、「資格を取るにはどうすればいい?」「費用はどのくらい?」「どこで学べるの?」といった疑問が多いのではないでしょうか。

そこで注目されているのが 職業訓練校(公共職業訓練)。この記事では、介護職を目指す人に向けて、職業訓練校で取得できる資格や制度の活用方法、メリット・注意点を詳しく解説します。

職業訓練校とは?介護職への第一歩

職業訓練校(「公共職業訓練」や「求職者支援訓練」など)は、厚生労働省が支援している再就職支援制度の一つです。失業中の人や転職を考えている人が、 新しいスキルや資格を無料または低コストで学べる場所として活用されています。

特に介護分野は、資格取得と実践的な知識が重要視されるため、職業訓練は非常に有効な選択肢です。

なぜ今、介護職なのか?

介護業界は深刻な人手不足に直面しており、未経験でもチャレンジしやすい環境が整ってきています。特に、「資格のある介護人材」を重要視する求人もあり、職業訓練校での介護教育に力を入れています。

  • 資格があれば就職しやすい
  • 地域社会に必要とされる仕事
  • 正社員雇用・キャリアアップも可能

こうした背景から、未経験から国家資格取得・安定就職を目指す人が増えています。

職業訓練で取得できる介護関連の資格

職業訓練校では、介護職に必要な以下のような資格を取得できるコースが用意されています。

  • 介護職員初任者研修
    介護職として働くための入門資格。訪問介護や施設勤務の際に必須とされることもあります。介護職員初任者研修修了者は、介護福祉士実務者研修を受ける場合に、一部科目が免除となります。
  • 実務者研修
    初任者研修の上位資格で、介護福祉士の受験資格を得るために必要です。介護福祉士実務者研修を修了し、実務経験を3年積むことで、国家資格である介護福祉士の受験資格が得られます。
  • 介護福祉士国家試験受験対策コース
    実務経験がある方が、国家資格「介護福祉士」の合格を目指すための対策講座もあります。

介護職として働くための入門である介護職員初任者研修や実務者研修、実務経験者向けの介護福祉士国家試験受験対策コースなど、ステージによってコースはさまざまです。自分の望む就職に合った資格・コースを検討しましょう。

介護職の職業訓練のカリキュラム例

介護職向けの職業訓練では、実際の現場で役立つ知識・技術・資格取得を目的としたカリキュラムが組まれています。以下に、職業訓練(公共職業訓練・求職者支援訓練)で実施されている内容の具体例をご紹介します。

介護に関する基礎知識

  • 介護保険制度の仕組み
  • 高齢者・障がい者の心理や行動特性
  • 認知症の基礎理解
  • 介護現場の倫理・マナー・コミュニケーション

目的:介護職として働く上での基本的な知識・心構えを習得

介護技術の習得(実技演習)

  • 移動・移乗の介助(ベッド⇔車椅子など)
  • 食事介助、入浴介助、排泄介助の方法
  • 着替えや整容の支援
  • 体位変換、寝たきり予防のケア

目的:身体に負担をかけない安全な介護技術を身につける

医療的ケアの基礎(実務者研修含む場合)

  • たん吸引や経管栄養など医療行為の基礎知識
  • 感染予防・衛生管理(手洗いや消毒など)

目的:医療との連携や高度な介護ケアにも対応できる力を育成

福祉用具の使い方

  • 車椅子・介護ベッド・手すりなどの使い方
  • 介護ロボットやリフトなど最新機器の理解(訓練内容による)

実習(施設・在宅介護現場での研修)

  • 実際の高齢者施設や訪問介護ステーションでの現場体験
  • 利用者とのコミュニケーション
  • 介助の流れや職場の雰囲気の理解

目的:現場感をつかみ、自分に合った働き方を見極める

就職支援

  • 履歴書・職務経歴書の書き方
  • 面接対策・マナー
  • 介護施設の見学や求人紹介
  • 訓練修了者向け合同企業説明会など

目的:訓練で得たスキルを活かして、就職につなげる

介護の訓練卒業後の就職先は?

職業訓練後の就職先としては、まず定番となるのが特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)などの入所型施設です。これらの施設では、食事・入浴・排泄介助などの基本的な介護業務に加え、医療との連携も求められるため、訓練で学んだ知識と技術を活かすことができます。

また、デイサービス(通所介護)や訪問介護事業所(ホームヘルプ)などの在宅系サービスも人気の就職先です。特に訪問介護では、資格が必須となるため、訓練で初任者研修を修了した方には有利な職場といえます。

その他、グループホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)など、小規模で家庭的な介護が求められる施設や、障がい者支援施設、病院の看護助手などの選択肢もあります。

介護職は就職後の選択肢も幅広く、ライフスタイルに合わせた働き方ができることも大きな魅力です。シフト勤務・日勤のみ・短時間勤務など、職場によって柔軟に対応できるところも増えてきており、子育て中の方やシニア層にも人気があります。

高齢者向け施設

  • 特別養護老人ホーム(特養)
  • 介護老人保健施設(老健)
  • 介護付き有料老人ホーム
  • グループホーム
  • サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
  • 小規模多機能型居宅介護

在宅介護・通所サービス

  • 訪問介護事業所(ホームヘルパー)
  • デイサービス(通所介護)
  • デイケア(通所リハビリテーション)
  • 夜間対応型訪問介護

障がい者支援・医療系

  • 障がい者支援施設(生活介護、就労支援など)
  • 医療機関(病院の介護助手・看護助手)
  • 地域包括支援センター(相談員補助など)※経験者向け

介護職を目指すなら、職業訓練も選択肢の一つ

介護職は、現在人材不足により未経験からでも挑戦できるチャンスの多い職業です。そして、職業訓練校はその第一歩として非常に心強い制度です。まずはハローワークに相談し、あなたの「これから」を支える介護の道を見つけてください。

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