【実体験あり】職業訓練校はなぜ“やめとけ”と言われるのか?〜その理由と経験者の本音〜
職業訓練校は、職業スキルを身につけたい人や再就職を目指す人にとって貴重な学びの場として知られています。しかし、インターネットやSNS上では“やめとけ”という意見が散見されるのも事実です。なぜそのようなネガティブな意見が存在するのでしょうか?この記事では、実際に職業訓練校を卒業してWEBでデザイナーになった筆者が、職業訓練校に対する批判的な意見の背景と、その真実について掘り下げてみます。
カリキュラムの質に関する不満
まず一番散見されるのはそのカリキュラムの質に対する不満や面接官からの信頼の無さです。職業訓練校の最大の目的は、受講者に即戦力となるスキルを身につけさせることです。しかし、一部の訓練校では以下のような問題も指摘されています。
- 内容が時代遅れで実務に活かせない
技術の進歩が速い業界(IT、WEBデザイン、デジタルマーケティングなど)では、教える内容が現場のニーズに追いついていない場合があります。 - 実務経験に乏しい講師がいる
もちろん、実務経験豊富な教師陣の場合もありますが、実際の職場経験を持たず、実践的なアドバイスが得られないことも中にはあります。一般的な大学や専門学校と比較するとそのレベルは低いと感じることもあるようです。
こういった理由により、受講後に得たスキルが就職活動や実務で役立たないと感じる人がいることも事実です。

正直なところ、訓練の内容の中には「あまり役に立たないな…。」と感じる内容もありました。しかし、すべての内容が時代遅れで役に立たない、なんてケースは稀だと思います。自分の目指す進路にとって役に立つ訓練内容を取捨選択しながら、しっかりと深められるところは知識を深めていきましょう!
就職支援の限界
職業訓練校では、修了後の就職支援も重要な役割です。しかし、期待に反して満足のいくサポートが得られないケースもあります。
- 求人の質が低い
提供される求人が派遣やアルバイトのような非正規雇用に偏ることがあります。また、そもそも就職活動や求人探しは自分でやるのが基本!と言うスタンスの職業訓練校もあります。 - 個別サポートの不足
中には履歴書の添削や写真撮影まで実施してくれる手厚い職業訓練校もありますが、就職相談が形式的で、個々のキャリアに寄り添ったアドバイスが得られないこともあります。
職業訓練校に就職の手厚いサポートを求めている受講者は、その実態とのギャップを感じて、その結果、「結局、自力で就職活動をするしかなかった」という声が出るのです。

筆者の通っていた職業訓練校は履歴書の添削や履歴書に使用する写真の撮影、面接のデモンストレーションまでかなりサポートが行き届いた訓練校でした!そういった就職に関するサポートがしっかりしている職業訓練校か?も訓練校選びの時点から気にしておくと良いと思います。
受講生のモチベーションに差がある
職業訓練校は多様な背景を持つ人々が集まる場所です。そのため、受講生同士のモチベーションの差が大きく、学びの雰囲気に影響を与えることがあります。
- やる気のない受講生がいる
一部の受講生は失業保険を受け取るためだけに、惰性的に通っている場合があり、クラスの士気が下がる原因になるケースも考えられます。 - 年齢層の違いによるギャップ
若年層と中高年層が同じクラスに混在することで、互いのペースが合わないことがあります。逆に色々な経歴を持っている受講生がいることによって刺激があって良い!と言うケースもあるため、一概には言えませんが、どうしても遅い人のペースに合わせていると訓練の進み具合などに影響が出ることもあります。

自分のキャリアアップ・キャリアチェンジに集中していればやる気のない受講生にかまっている暇なんてないはず!もちろん周りの受講生と交流を深めること・情報共有も必要ですが、職業訓練校は親交を深めることが目的ではありません。
個人の期待値とのギャップ
職業訓練校に過度な期待を抱いてしまうと、そのギャップが不満に繋がることがあります。
- 短期間でのスキル習得を期待しすぎる
職業訓練は基礎を学ぶ場であり、短期間で専門職レベルのスキルを身につけるのは難しい場合があります。
特に短期間の訓練の場合は就職活動も同時に進める都合上、ほぼ訓練を受けていない状態で就職活動も始める、というケースも考えられます。 - 再就職が保証されると誤解
訓練校は就職を保証するものではありませんが、これを期待して入校する人もいます。
職業訓練校を有効活用するためには?
批判的な意見がある一方で、職業訓練校を有効活用してキャリアアップに成功している人も多くいます。以下のポイントを押さえることで、満足度を高めることができます。
- 訓練校の評判を事前にリサーチ
過去の受講生の口コミやカリキュラムの内容をしっかり確認しましょう。スクールによっては卒業生の口コミや卒業制作などがWEBサイト等で確認できる場合があります。貴重な勉強・キャリアチェンジの機会を無駄にしないよう、しっかり下調べすることが大切です。 - 自身の目標を明確にする
当たり前のことになりますが、何を学びたいのか、どんな仕事に就きたいのかを明確にすることで、適切なコース選びができます。また、自分が就きたい職種の求人情報や給与平均などを調べておくことで、就活を始めてからのギャップに悩むことは少なくなると思います。 - 自主的に学び続ける姿勢を持つ
訓練校だけに頼らず、独学や実践を通じてスキルを深めることが重要です。特に未経験からの就職はどの分野でも苦労することが多いです。ハンデを持っている、ということを受け入れ、そのハンデを乗り越えられるくらいの知識と経験を自分で掴みに行くことが必要です。

「自分の目標を明確に」、「自主的に学び続ける姿勢」、「積極的な情報収集」は職業訓練校からの就職にはものすごく大事なマインドです!この3点をしっかりできていれば望む進路に進むことができるはずです!
職業訓練校はやめとく必要なんてない!
職業訓練校に対する“やめとけ”という声には、カリキュラムの質や就職支援の限界など、一定の理由が存在します。しかし、それらは訓練校の全体像を示すものではなく、選び方や活用方法次第で得られる成果は大きく変わります。
最終的には、自分の目標や状況に合わせて適切な選択をすることが、職業訓練校を成功へのステップに変える鍵となるでしょう。ぜひ諦めずにチャレンジしてみてください!


